毎年のようにAppleから発表されるMチップですが、買い替えタイミングや、何を買ったら良いかで迷っている人は多いのではないでしょうか。

私は最近Macbookを買い替えましたが、その際にどのチップにするか悩みに悩んだので記録を残しておこうと思います。

迷う要素はメモリや容量、筐体など色々ありますがが、今回はMチップに着目します。

歴代Mチップのベンチマークまとめ

何を買ったらいいかを考える前にMacbookに採用されたMチップのベンチマークを歴代全て比較してみましょう。

M1からM4チップのベンチマークまとめ(Geekbench 6/無印・Pro・Maxまで)

これからいくつか比較してみましょう。

最後には今選ぶべき筆者のおすすめチップも紹介します!

M1無印(下位モデル) vs M4無印(下位モデル)の比較

M4の性能÷M1の性能で算出してみます。

  • CPUシングルコアで約1.6倍
  • CPUマルチコアで約1.7倍
  • GPU単精度TFLOPSで約1.7倍
  • メモリ帯域幅で約1.7倍

流石にこれだけ世代が違うと全体的にかなり性能が伸びていますね。
ただ、それでも2倍にも届かない感じ。

もちろん買い替えることで速度向上は実感できます。
ただ、M1では〇〇できなかったけどM4だと〇〇できるようになる!という用途が広がるような劇的な進歩はありません。
M4でできることのほとんどは多少遅くなるもののM1でもできるレベルということですね。

NPUは約3.5倍に伸びているので、もし今後NPUの性能を活かせる場面が増えてきたら評価は変わるかもしれません。

M1 Pro(上位モデル) vs M4無印(上位モデル)の比較

M4の性能÷M1 Proの性能で算出してみます。

  • CPUシングルコアで約1.6倍
  • CPUマルチコアで約1.2倍
  • GPU単精度TFLOPSで約0.87倍
  • メモリ帯域幅で約0.6倍

M1はProモデルとはいえ、CPU性能では抜かれていますね。
ただ面白いことにGPU性能やメモリ帯域幅は明確な差別化がされています。

乗り換えるとCPU性能の向上が実感できるでしょうが、GPU性能や動画の書き出しなどのクリエイティブなタスクだとM1 ProからM4に乗り換えは微妙そうですね。

M1 Max(上位モデル) vs M4 Pro(上位モデル)の比較

M4 Proの性能÷M1 Maxの性能で算出してみます。

  • CPUシングルコアで約1.6倍
  • CPUマルチコアで約1.8倍
  • GPU単精度TFLOPSで約0.9倍
  • メモリ帯域幅で約0.7倍

こちらもMaxモデルがCPU性能では抜かれていますね。
ただ面白いことにGPU性能はM4 ProがM1 Maxに肉薄しています。
それでもメモリ帯域幅は明確な差別化がされていますね。

M1 MaxのGPU性能に大きな不満がなく、メモリ帯域の低下が多少許容できるのであれば、M4以降のProモデルは良い選択肢になりそうです。

実際、Maxモデルからの乗り換えだけどM4 Maxが高すぎて手が出ない、、、という方の逃げ道に選ばれているようです。

おすすめのチップは?

  • 第1位:M4無印(その時点の最新の無印チップ)
    • Teams、Slack、MS Office、VSCode、Chromeなどの通常業務レベルのソフトの利用を想定している人
    • 動画編集のようなGPU性能を求められる作業をあまりしない人
    • 長く使いたい人
  • 第2位:M1無印
    • Teams、Slack、MS Office、VSCode、Chromeなどの通常業務レベルのソフトの利用を想定している人
    • 動画編集のようなGPU性能を求められる作業をあまりしない人
    • とにかく安く中古を手に入れたい人(RAMは16GBにしましょう)

====できることの壁・用途が広がるスペックの壁====

  • 第3位:M4 Pro下位モデル(その時点の最新のProチップ)
    • FigmaやIllustrator、Premire Pro、After Effects、ローカルLLM、Dockerなどを業務で使用することがある人
    • GPU性能がある程度必要な作業をすることがあるが主な生業ではない人

====できることの壁・用途が広がるスペックの壁====

  • 第4位:M4 Max上位モデル(その時点の最新のMaxチップ)
    • GPU性能が必要な作業を生業にしている人
    • Macに拘らなければもっと安く済むことを知っていてもなお選びたい人

基本的には用途に応じてM4の最新チップを使用しておけば長期的に良いだろうと思います。ただ、積極的にお勧めできるのは第3位のM4 Pro(下位モデル)くらいまでかなという印象です。M4 Pro(上位モデル)やM4 Maxともなると、Macbook Air + Windowsの方が幸せになれる可能性が出てくるからです。

Mチップ無印でも最近はあまりに高額で手を出しにくいですよね。CPU性能的には、M1のRAM16GBモデルで不満が出るケースというのはかなり稀だろうと思いますので、割り切ってM1というのもありだと思います。中古で5万円程度から入手できるようになっていますし、iPad Air M1が2024年5月ごろまで新品で販売されていたことを考えると、MacOSにおいても2030年くらいまでは最新OS、セキュリティアップデートを考えると2032年くらいまではいけるのではないかと睨んでいます。

筆者は何を選んだ?

私はもともとM1無印(Macbook Air)の吊るしモデルを使用していました。
環境が変わり、M1の性能不足に悩み色々リサーチし、一時はM4への乗り換えも検討しました。
しかし、ベンチマークやさまざまなレビューを見て、今後の用途やできることの幅を考えて最終的にはMacbook Pro M4 Pro(12コアCPU,16コアGPU,RAM48GB)を選択しました。

その際に、Intel Core Ultra + RTX構成とも悩みましたが、それについては別途記事を書こうと思います。

M1無印(Macbook Air)もサブPCとして、しばらくは使用する予定です。

さいごに

ベンチマークと比較から色々と傾向が見えてきたのではないでしょうか。
M1からM4の全ての世代において無印とProとMaxは明確に差別化されています。
そのため、無印を買うべき人、Proを買うべき人、Maxを買うべき人というのは今も昔も大して変化はしていません。
ですので、性能が上がったことを期待してMax→Pro、Pro→無印というようにグレードダウンした新しいチップに乗り換えるというのはあまりお勧めできません。
M1 MaxからM4 Proへの乗り換えでさえ、多少の妥協が必要になりますからね。(M1 MaxからM6 Proくらいまで世代を飛ばすのであれば、アリかもしれませんが、、、)
リセールバリューが高いというMacとはいえ、近年は高騰が続いていますので、乗り換える際はかなりの出費が伴います。
皆様が慎重に用途に合わせて少しでも長く使えるものを選択できることを期待しています。

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